こどもが順番を待てない・ゆずれないとき
順番を待てずに横入りしてしまう。おもちゃをなかなかゆずれない。負けると悔しくて泣いてしまう。きょうだいや友だちと過ごす場面で、そんな姿を見てヒヤッとした保護者は多いと思います。
家で「順番でしょう」「ゆずってあげて」と言葉で伝えても、なかなか身につかない。そう感じることもあるかもしれません。順番を待つことやゆずり合うことは、言葉で説明するだけでなく、実際に誰かと遊ぶ時間の中でも、少しずつ経験できるものではないかと思っています。
今日は、友だちと遊ぶ時間と、順番・ゆずり合い・思いやりのつながりについて、金曜教室で感じていることを書いてみます。
順番は、待つ理由があると待ちやすい
「順番を守りなさい」と言われて守るのと、「早く自分の番になってほしいから待つ」のとでは、こどもの中で起きていることが少し違うのかもしれません。

金曜教室でやっているBOXジャンプやサーキット遊びには、自分の番を待つ場面があります。前の子がやっているのを見ながら、次は自分だと楽しみに待つ。そんな「待ちたくないけれど、やりたいから待つ」時間は、順番を守ることを経験する機会になるのではないかと思います。言葉で教える前に、待つ理由のある場面がそこにあること。そこを大事にしたいと考えています。
ゆずり合いは、気持ちが重なる場面の先にもある
しっぽ取りや鬼ごっこのような遊びでは、同じ役をやりたいという気持ちがこども同士で重なることもあると思います。そんなとき、大人がすぐに答えを出して分けてしまうこともできます。
でも、安全に気を配ったうえで、危ないぶつかり合いでなければ、すぐに答えを出さずに少し見守れたらと考えています。「じゃあ、次はどうする?」とこどもたちが自分で考えようとする時間が生まれるかもしれないからです。誰かが「先にいいよ」と順番をゆずる。そんな場面が生まれたら、うれしいなと思っています。自分たちで折り合いをつけようとする時間も、大切にしたいものの一つです。
思いやりは、身近な誰かを見て覚えていく
年齢の異なる子が一緒に遊ぶ場では、小さい子が年上の子と一緒に隠れたり、困っている子にまわりの子が気づいたり、という場面が生まれることもあると思います。こうしたことは、「やさしくしてね」と言葉で促すよりも、こども同士の関わりの中で自然に生まれることのほうが多いのかもしれません。
金曜教室は3歳から小学6年生までを対象にしています。年齢の幅がある中では、小さい子が年上の子のふるまいを見ていることもあるでしょう。誰かがゆずる姿、誰かが助ける姿を見て、いつのまにか自分もやってみる。思いやりは、言葉で教わるだけでなく、身近な誰かを見て覚えていく面もあるのだと感じています。
遊びに夢中になる時間の中で
金曜教室は、鈴鹿市武道館の第一道場で開いています。毎週金曜の16時50分から17時50分、3歳から小学6年生の子を対象に、はだしで畳の上を走ったり、鬼ごっこやしっぽ取りをしたりしています。
順番・ゆずり合い・思いやりは、「そうしなさい」と教え込むものというより、友だちと夢中になって遊ぶ時間の中で、少しずつ出会っていくものなのかもしれません。
金曜教室では無料体験も行っています。お子さんが友だちの輪の中でどんなふうに過ごすのか、一度体験に来てみてください。おうちとは少し違う一面が見られるかもしれません。
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