「お前はどうしたい?」と問われて考えた、自分で決める力
「あれしなさい」「今日はこっちにしなさい」。忙しい毎日の中で、つい大人のほうが先に決めてしまう。わたし自身も、指導の中で、こども達に「あなたはどうしたい?」と聞く前に、つい答えを渡してしまうことがあります。
決めてあげたほうが早いし、失敗も減る。その気持ちはよく分かります。でも、自分で決める経験は、特別な場所ではなく、こどもの毎日の遊びの中にたくさんあるのかもしれません。
今日は「自分で決める」ということについて、以前わたしが問われた一言を入り口に、金曜教室で考えていることを書いてみます。
「お前はどうしたい?」と問われて
わたしは以前、リクルートという会社で働いていました。そのころ、上司から何度も「お前はどうしたい?」と問われたことを、今でもよく覚えています。
はじめは、正解を求められているようで戸惑いました。でも、問われ続けるうちに、少しずつ「自分はどうしたいのか」を自分で考えるようになっていきました。誰かに決めてもらった答えより、自分で選んだ答えのほうが、うまくいってもいかなくても納得できる。あのときの問いかけは、今のわたしの背骨のようなものになっています。
こどもの遊びは、小さな「決める」の連続
大げさな決断でなくても、こどもは遊びの中でたくさんのことを自分で決めていると思います。
鬼ごっこで、どこへ逃げるか。BOXジャンプで、どのタイミングで跳ぶか。次はしっぽ取りにするか、かくれんぼにするか。そのひとつひとつは小さな選択ですが、「自分で選んだ」という手ごたえは、こどもの中に残っていくのではないかと感じています。うまくいく日もあれば、つかまってしまう日もある。それでも、自分で決めて動いた時間は、次につながっていくように思います。
教室でも、こどもが決める場面をつくる
金曜教室では、こども自身が決める場面を用意するようにしています。

たとえばメニューの中で、「右のコースと左のコース、どっちにする?」と、少し難しさの違う道から自分で選べるようにする。やるか、やらないかも、本人に決めてもらいます。もし「今日はこれはやらない」と自分で決めたのなら、それはそれでいい。無理にはやらせません。自分で選んだのなら、「やらない」という選択も、ひとつの立派な「決める」だと思うからです。もちろん危ないときはそばで支えますが、決めるところは、できるだけ本人にゆだねてみたいと思っています。
遊びに夢中になる時間の中で
金曜教室は、鈴鹿市武道館の第一道場で開いています。毎週金曜の16時50分から17時50分、3歳から小学6年生のこどもを対象に、はだしで畳の上を走ったり、鬼ごっこやサーキット遊びをしたりしています。
自分で決める力は、「こう決めなさい」と教えるものというより、夢中で遊ぶ時間の中で、こどもが少しずつ手にしていくものなのかもしれません。遊びに夢中になるうちに、自分から動きだす。金曜教室が大切にしたいのは、そんな時間です。
金曜教室では無料体験も行っています。お子さんが友だちの中でどんなふうに遊び、何を選ぶのか、一度見に来てみてください。おうちとは少し違う一面が見られるかもしれません。
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