金曜教室の読みもの
遊びと育ち

こどもを「待つ」のが、いちばんむずかしい

朝、こどもが靴を履くのを待ちきれずに、つい手伝ってしまう。「どうしたい?」と聞いたのに、答えを待てずに先に言ってしまう。うまくできずにいる姿を見ていられなくて、口を出してしまう。そんな場面に、心当たりのある保護者は多いのではないでしょうか。

「待つことが大事」とはよく言われます。でも、実際にやってみると、待つことがいちばんむずかしい。今日はそのことについて、金曜教室で感じていることを書いてみます。

手を出したくなるのは、こどものことを思っているから

待てないのは、決して悪いことではないと思います。時間は限られているし、うまくいかない姿を見ていると、心配にもなる。手を貸したくなるのは、こどものことを思うからこそです。

それでも、待っているあいだの数十秒が、やけに長く感じられる。つい「こうすればいいよ」と答えを渡したくなる。その気持ちは、とてもよく分かります。待つというのは、何もしないことのようでいて、実はいちばん力のいることなのかもしれません。

待ってもらえた時間の中で

こどもは、自分のペースで試したり、失敗したり、もう一度やってみたりしながら進んでいくのだと思います。

畳の上に座りこんだこどもの横で、手を差し出しながら待つ指導者

先に大人が答えを出してしまうと、その「自分でやってみる時間」が少し短くなってしまう。反対に、待ってもらえたなかで自分なりにやりきれたとき、その経験はその子の中に小さな手ごたえとして残るのかもしれません。だからこそ、余裕のあるときだけでも、ほんの少し待ってみる時間を持てたらと思っています。

わたしも、待つのは今でもむずかしい

こう書いているわたし自身、指導の中で待つのは、今でもむずかしいと感じます。

つい「こうだよ」と言いたくなるし、できずにいる姿を見ると声をかけたくなる。だからいつも、必要なことを伝えたら、あとはできるだけ口を出さずに待つ、と自分に言い聞かせています。うまくできる日もあれば、待ちきれない日もある。それでも、こどもが自分でやりきる瞬間に立ち会えたときは、待ってよかったと思えます。待つのがむずかしいのは、きっと保護者のみなさんも同じなのだと思います。

遊びに夢中になる時間の中で

金曜教室は、鈴鹿市武道館の第一道場で開いています。毎週金曜の16時50分から17時50分、3歳から小学6年生のこどもを対象に、はだしで畳の上を走ったり、鬼ごっこやサーキット遊びをしたりしています。

サーキット遊びの中では、うまくいかずに転んでしまったり、悔しくて泣いてしまうこともあります。そんなときも、すぐに手を貸したり、急かして立たせたりはしません。その子が自分で立ち上がるまで、待ちます。待っている時間はこちらもそわそわしますが、自分の力で立ち上がって、もう一度やってみようとする姿には、待ってよかったと思わせてくれる何かがあります。

金曜教室では無料体験も行っています。よかったら、お子さんが夢中で遊ぶ様子を、無料体験で見てみてください。おうちとは少し違う一面が見られるかもしれません。

実際に、めっちゃ遊んでみませんか?

鈴鹿市武道館・毎週金曜。無料体験を受付中です。

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