金曜教室の読みもの
遊びと育ち

夏休み明け、帰ってくると機嫌が悪い

夕方五時。玄関でランドセルを下ろしたきり、床に転がって動きません。

「手を洗って」も「おやつ食べる?」も、返事の代わりに、ため息のような声だけが返ってくる。夏休みが明けて学校が始まると、帰ってくると機嫌が悪い。夕方になると、ちょっとしたことで泣いたり怒ったりする。そういう日が続くことがあります。

こちらも夕方はいちばん忙しい時間です。三度目の「早くして」が、自分で思っていたより強い声になってしまう。そのあとでお皿を洗いながら、少し落ち込む。そういう日があっても、悪い親ではないと思っています。夕方は、家の中でいちばん余白のない時間です。

玄関を開けたとたんに崩れるのは、そこが家だから

不思議なもので、機嫌がいちばん悪くなるのは、たいてい帰ってきてからです。学校や園では、どうにか持ちこたえている。持ちこたえたぶんが、玄関を開けた瞬間に出てくる。

大人にも似たところがあると思います。外で笑っていた日ほど、家に着いた瞬間に何もしたくなくなる。それを目の前でやられると腹も立ちますが、その荒れ方は、たぶん「ここなら大丈夫」と思われている証拠でもあります。慰めにならない日もありますけれど。

「早く寝なさい」が通じないのは、言い方のせいではない

そのくせ、夜はなかなか寝ません。疲れているはずなのに目がぱっちりしていて、布団の中でごろごろしている。気持ちはくたくたでも、体のほうはまだ動き足りない。そういう日があります。

この時期の「早く寝なさい」が届きにくいのは、たぶん言い方の問題ではありません。言われて眠れるものでもありませんし、その時間はこちらの声も、もう一日ぶん疲れています。夜のやりとりでうまくいかない日があっても、それは親の力量の話ではないのだろうと思っています。

もし手を入れられるとしたら、夜ではなく、その手前かもしれません。

選んだかどうかは、たぶん残る

金曜教室は、鈴鹿市武道館の第一道場で、はだしで畳の上を走ります。鬼ごっこ、ボール遊び、サーキット遊び、しっぽ取り。

道場の畳の上で、先生を取り囲むこどもたち

無理には誘いません。やるかやらないかも、その子が決めていいことにしています。メニューの中には選択肢を置いていて、たとえば少し難しいコースと、そこまで難しくないコース。どちらをやるかは、こども自身が選びます。

失敗して泣いてしまったときも、すぐに手を貸したり急かしたりせず、自分で立ち上がるまで待つようにしています。危ないときは、もちろんすぐに入ります。教室ではそうしています、というだけの話で、家で毎回そんなふうに待てないのは当たり前だと思います。夕食も、お風呂も、その先にありますから。

学校や園から帰ってきたあとの一時間です。せめてここでは、自分で決めたことをしてほしいと思いながら見ています。

今日、ひとつだけ選ぶなら

帰ってきた直後は、質問を少し置いておく。そういう日があってもいいのかもしれません。「今日どうだった」も「宿題は」も、あとからでも間に合うことが多いように思います。

そのかわり、夕方のどこかに、体を動かす時間をひとつ置いてみる。公園でも、家の廊下でも、週に一度の教室でも構いません。どのこどもにも同じように効く方法という話ではなく、家庭で選べる過ごし方のひとつとして、そういう順番もあります、という程度に受け取っていただけたらと思います。

金曜教室は、毎週金曜の16時50分から17時50分、3歳から小学6年生のこどもが対象です。開講日・会場は変更になる場合がありますので、お申し込みのときにご確認ください。

無料体験を受け付けています。お友だちやきょうだいと一緒でも大丈夫です。夕方の一時間を、体のほうへ回してみる日があってもいいのかもしれません。

実際に、めっちゃ遊んでみませんか?

鈴鹿市武道館・毎週金曜。無料体験を受付中です。

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